刺し子をするなら、デザインにも素材にもこだわってふきんを作ってみたい。
itonowaの刺し子ふきん「草木で染めた糸で愉しむ大槌刺し子ふきん」はそんなあなたにぴったりです。
「草木染め」の刺し子糸
刺し子糸は、藍や茜、石榴などの植物の根やつぼみ、皮などから抽出した染料を使う「草木染め」で染め上げています。表現したい色を、様々な植物の色素を組み合わせて作り出していきました。
※素材の画像はイメージです。
天然染料での染色は、化学染料を使用するよりも多くの工程を要し、時間のかかる染め方です。

植物から色素を抽出することから始まり、ゆっくり染まった糸は、化学染料には出せない自然で柔らかな色合いが魅力です。
伝統模様に大槌町の要素をプラス
刺し子で表現する模様は、「大槌刺し子」さんにデザインしていただきました。
岩手県上閉伊郡大槌町で発足された「大槌復興刺し子プロジェクト」(現在の「大槌刺し子」)。
2011年3月の東日本大震災で避難所生活を余儀なくされた女性たちが、針仕事を通して生きる喜びや希望を見つけてほしい。そんな想いから始まったのが「大槌復興刺し子プロジェクト」でした。
現在は、刺し子を通して「おおつちを元気にする」「手仕事の価値を伝える」ことをビジョンに、海と山に囲まれた自然豊かな大槌町で活動されています。
今回のふきんは、伝統模様に大槌町のシンボルを組み合わせたオリジナルデザイン。
風光明媚で美しい自然に囲まれた大槌町を、ぐし縫いだけの刺し子で表現します。
【ひょうたんと七宝(しっぽう)】
『ひょっこりひょうたん島』のモデルになったといわれる島の1つ、蓬莱島。町のみんなから愛される島のひょうたん形と、花が咲いたようにも見える七宝つなぎの曲線の組み合わせを楽しみます。
【灯台と角亀甲(つのきっこう)】
蓬莱島の赤い灯台「大槌港灯台」は、町民の応募デザインから、新たに復興のシンボルとして生まれ変わりました。
広い海を照らす灯台をイメージした、さわやかなデザインです。
【杉綾(すぎあや)と干網(ほしあみ)】
杉綾の模様は「ヘリンボーン」とも呼ばれ、豊かな大槌町の魚をイメージしています。緑で表現した杉綾で、大槌の広大な山々も表しました。
【かもめと菱青海波(ひしせいがいは)】
菱青海波で表現した大槌の海に、悠々と飛び回る町の鳥かもめをあしらいました。
【小槌と紗綾形(さやがた)】
大槌のシンボルマーク「小槌」を中心に、規則的な模様が美しい紗綾形を組み合わせました。ほっとするような色合わせが楽しめます。
【亀甲寄せ模様】
大槌に集まるたくさんの亀たちの甲羅を模した六角形の中に、カラフルな伝統模様を4つ組み合わせました。
どのデザインにも、右下には「OTSUCHI SASHIKO」のロゴマークが。
大槌刺し子さんの想いがつまった、可愛らしいデザインです。
針と糸さえあれば出来る!手軽さが魅力の刺し子
刺し子には、難しいテクニックは必要ありません。
印刷された図案に沿って、ひと針ひと針、針を進めるだけ。そんな単純な作業が、心を落ち着かせてくれるのです。
約31cm角のふきんなら、初心者さんでも取り組みやすい大きさ。
出来上がったら飾っておくだけでも素敵です。
ランチョンマットのように使ってもよし、かごの上にかけて目隠しとしても活躍してくれます。
暮らしの中でよく目に入るところで使うと、完成させた満足感を日々感じられて気分も上がりそうです。
時間をかけて染め上げた糸で、ゆっくりとお茶を飲みながら楽しむ刺し子時間。
美しい大槌町に想いをはせて手作りするひとときは、あたたかな気持ちにさせてくれます。
はじめてでも、たくさん刺し子を刺してきたあなたも。
「普通の刺し子ふきん」じゃない、大槌刺し子ふきんにトライしてみてはいかがでしょうか。
刺し子をお家の中だけにとどめておくのはもったいない!
外でも刺し子と一緒がいいという方には、大槌刺し子バッグもおすすめです。